
こんにちは!那覇市を拠点に活動する土地買取王アイエーです。
今日は「道路陥没」について詳しく解説しようと思います。1月28日に埼玉県八潮市でも道路が陥没する事件がありましたよね。事故からまもなく1ヶ月が経ちますが、捜索は未だ難航しています。
そこで、「道路陥没はなぜ起こるのか?」や「もし見かけたらどう対応すればよいのか?」といった疑問に対して、わかりやすくお伝えしていきます!
埼玉県八潮市の道路陥没ニュース
埼玉県八潮市で、道路が陥没してトラックが転落した事故。5日にはトラックの運転席部分らしきものが発見されましたが、運転手の安否は分かっていません。
発生当初は直径10メートルほどでしたが、拡大して直径31メートル、深さ16メートルにまで達しました。
他にも大きなニュースは少ないですが、令和4年度の調査によると、2607件起きているという報告があります。地震が起こった年には、陥没の件数も増えていますが、それを抜いても毎年3000件近くの陥没が起こっています。
【引用:国土交通省HP】
道路陥没の原因は地下に出来た空洞!?
道路陥没を引き起こす原因はさまざまですが、道路の排水施設(側溝など)や管路(下水管や雨水管など)の劣化や腐食、浸入水などによるものと言われています。そして、老朽化によって「地下に空洞が出来てしまうこと」も原因の1つです。
①老朽化した側溝・上下道管などに亀裂が生じる。
②周りの土砂も水に混じって管内に入り、管の周囲に小さな空洞を作る。
③やがて空洞上部の土が落下。
④空洞は規模を拡大しながら地表に向かって移動して最後は大きな穴になる
「側溝の老朽化」や「上下水道管の亀裂」が要因になっていることが多いのです。
下水道の寿命ってどのくらい?
下水道管の耐用年数はおよそ50年と言われています。
50年が経過した管は、3万kmあるとされています。今から50年前というと、昭和47年頃になります。今ある下水道管の多くは高度経済成長期に建設されましたが、現在まで60年が経過していのです。
【引用:国土交通省HP】
上記の表は「標準耐用年数50年を経過した管の延長」をグラフにしたものです。今後「老朽化した管」が著しく増加していくことが分かります。
道路陥没の予兆はあるの?
「地面にひびが入っていたら危ない!」というわかりやすく早めに分かる予兆はなく、大規模な陥没に限ると、くぼみやひびなどが生じるケースがあることもあります。ただし、くぼみができているというのは「もう崩れます!」というサインなので即座にその場を離れる必要があります。
ちなみに東京都で起こった大規模な道路陥没では・・・
2020年に東京都調布市で起こった住宅街の道路陥没があり、長さ5メートル、幅3メートル、深さ5メートルの穴が空きました。この道路陥没は「地下のトンネル工事」の影響とされており、近隣の住民の方から「壁の損傷や道路にひびが入っている」「家が揺れる」などといった住民からの連絡が相次いでいました。
近くで大規模な工事が行われている&道や住宅に変化が出ている場合は警戒しておく方が良いでしょう。
道路陥没を見かけたらどうする?
道には「国道」「県道」「市道」「私道」と様々な種類がありますが、道によって連絡先が違います。今回は「国道」「高速道路」「その他の道」で分けて解説していきます。
【国道の場合】
「国道○○線」と分かるような広い道の場合は国土交通省に連絡をしましょう。国土交通省の道路緊急ダイヤルは「#9910」になります。
【高速道路】
高速道路は「国」が管理している道路と「NEXCO」が管理している道路があります。国土交通省のHPにもNEXCOのHPにも「高速道路で異常があったら道路緊急ダイヤル#9910に!」という表示がありましたので、「#9910」で覚えておきましょう!
【その他の道】
結論を言いますと、「県道は県に」「市道は市に」「私道は個人に」「農道は市の農業関係の課に」ということになりますが、陥没した道を見つけた際に咄嗟に何道か分かる人も少ないと思います。
したがって「国道」「高速道路」ではない場合は一旦「道路陥没を見つけた場所の市役所」に連絡しましょう。
市役所の方で「道の種別について」調べることができます。道路の管理先がわかった後、市役所から指示をいただけます。
ちなみに、沖縄県沖縄市の場合「県道」であれば「中部土木事務所」、「市道」であれば「沖縄市役所」、「農道」であれば「農林水産課」、「私道」であれば「所有者」に連絡するようにと伝えられます。
「市役所の職員⇒中部土木事務所や所有者」の連絡引き継ぎはありません。場所の特定が不明確になってしまうからです。
少々やっかいなのが「私道」の場合です。市で所有者を探すことができないので、近隣の方々への聞き込みや自治体への連絡が必要です。
まとめ:道路陥没の原因と対処法
・道路の陥没は埋設管の老朽化で地下に空洞ができることで発生する。
・陥没の前兆はほぼない。
・陥没を見つけたら、その場を離れて国道・高速道路なら「#9910」に電話をする。その他の道路は、道路がある市に電話をする。
「道路陥没」についての記事はいかがでしたか?
大きなニュースにはなっていなくとも年間3000件近くの道路陥没が起きています。沖縄県に限らず、全国的な問題ですね・・・
道路陥没を見かけたら「近寄らない」「すぐに連絡」を徹底していきましょう!
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