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こんにちは~。株式会社アイエーの鮎太郎です!
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さて、本日紹介しますのは沖縄の建物の特徴についてです。伝統的な様式である琉球建築から現在の民家についてまで大まかにまとめてみましたので、皆さんも沖縄観光の際にはチェックしてみてください。
それでは本編に参りましょう!
おすすめコラム:【観光する前に】沖縄の海に潜む危険生物について不動産屋が解説!
沖縄伝統の建築様式とは
沖縄の家の特徴といえば皆さんも「台風に強い設計」であることや「日光や湿気対策」が意識されている点などがすぐにイメージできると思います。このような対策を施した伝統的な沖縄の家屋造りの事を「琉球建築」と呼ぶそうです。
石垣の囲いや家屋の周りに植えられた林、赤い屋根や門に飾られたシーサーなど、私も本記事を作成するにあたってワクワク気分で琉球建築について調べてみたのですが、残念ながら今となっては本州でいう茅葺屋根と同様に既に衰退してしまっているようです。
琉球建築は様々な歴史の波にのまれて、最終的に今の主流となっているコンクリート造建築へと変化しています。
沖縄の家の80%はコンクリート造!
なんと今の沖縄の民家の約80%はコンクリートを用いて建築されているようです。もともと沖縄の民家は木をふんだんに用いて建築されていたのですが、沖縄戦の戦火によって沖縄の主要部にあった建物は焼け落ちてしまい、戦後は家を建てる木材資源も枯渇してしまっていたようです。
そのような民家を建てようにも木材が無いという状況の中で目を付けられたのが、当時米軍とその家族が利用していたコンクリート造の建物でした!
コンクリート造の建物は台風による暴風に強い耐性があり、なおかつ沖縄独特の高温多湿である亜熱帯気候にも耐性があるという稀な素材だったのです。
現在に引き継がれている建築のポイントはこれだ!
ここまでは沖縄伝統の建築方式である琉球建築が衰退してしまい、コンクリート造の建物が増加したという話をしてきましたが、琉球建築の主だった強みは今なお沖縄の家々にその名残を見ることが出来ます。
今回はその中の主だったものを紹介していきたいと思います!
1.日光の遮光性の高さ
沖縄の夏の最高気温は平均値が31度を越えており、屋内の温度を和らげるためにも遮光は大切な要素となっています。琉球建築では「ハジバーヤ」と呼ばれる2mにも及ぶ雨端を備えており、その他にも自宅の周囲に日差しを遮るように植物が植えられていました。
現在の沖縄の民家でも日差しを遮る工夫は施されており、「ハジバーヤ」の名残を思わせる深めの雨端が備えている場合や、強い西日に建物の表をさらさないために建物ごと角度を変えてしまう事などがあるそうです!
2.台風への備え
沖縄県が毎年台風被害に悩まされていることなどは皆さんもよくご存じだと思います。その影響から琉球建築は堅牢な防風性を誇っていたようです。例えば建物自体を低くしてその周りを石垣で囲って風よけとしていたり、日よけもかねて防風の観点から庭に多くの植物が植えられていたり、屋根に敷く瓦を漆喰で塗り固めていたりなど、多くの工夫が施されています。
現在でも瓦は建物に用いられており、琉球建築のような瓦を漆喰で固めた美しい見た目の屋根をちらほらと見かけることが出来きます。ちなみに瓦の種類については伝統的な琉球瓦だけではなく、セメント製の白い瓦なども利用されています!
また石垣については本州でも見ることが出来るコンクリートブロックという形で進化を遂げています。その中でも特徴的なの点として、「花ブロック」という飾りブロックが多く使われている事が挙げられます!
本州のブロック塀にも「透かし」と呼ばれるブロックはありますが、沖縄の「花ブロック」は本州のそれよりもより装飾に重点を置いているために、とても華やかな仕上げとなっています!
(花ブロック参考画像)
3.コンクリート造の建物
現在では平屋の他にも本州で一般的な二階建ての建物などを多く見かけることが出来ますが、そのほとんどは琉球建築のような木造ではなく、コンクリート造で建築されています。
また琉球建築では亜熱帯気候特有の湿気の影響からシロアリ発生の好条件となってしまう事を避けるため、建物の壁や柱に漆喰を用いることが出来ませんでした。
その一方で、コンクリート造の建物であれば壁面の色なども変えることが可能で、建物を明るい印象にすることが出来ます。さらに言わずもがな防風性・防腐性ともに優れていますので、コンクリート造の建物が沖縄で広まっていったのも納得ですね!
(Google那覇のマップより:那覇の街並み)
徐々に見直されている「琉球建築」への回帰
このように沖縄の住宅事情は戦前の雰囲気からはがらりと変わって今の姿へと行きついているわけですが、近年は木材の加工技術の進化なども相まって、沖縄でも木造建築を復活させようとする動きが確かにあるようです。
木造建築の利点
木材は古代より建材として用いられてきた丈夫な素材であり、そこに防腐性の技術の進化などが相まって再評価へと至りました。
主な利点としては固定資産税がコンクリート造の建物と比べて安い点などが挙げられます。
コンクリート造の建物の法定耐用年数が47年で設定されていることに比べて、木造建築は22年程度で設定されていますので、木造建築はコンクリート造の建物と比べて25年も早く「建物評価額」が0万円に近づくことになります。このために総合的に見るとコンクリート造の建物よりも木造建築の方が固定資産税が安くなるわけですね!
その他にも木造建築は建築コストが比較的安価で済むという利点もあります。
土地には土地にあった建物を!
如何だったでしょうか、一見全く別物に見える琉球建築とコンクリート造の建物の間にも、実は関連した生活の知恵や工夫が共通して施されている事を垣間見ることが出来ましたでしょうか?
伝統的な琉球建築の街並みをイメージして本州からやってくる観光客の皆さんも、コンクリート造の建物やペンキ塗りの建物を見てがっかりする必要はないと思います!
むしろ本州と似たような外見の建物であっても、その節々で沖縄らしさが存在していることに是非興味をもってみてくださいね!
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